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ウッドショックから学ぶ

 現在住宅業界では、深刻な木材不足(いわゆるウッドショックと呼ばれる現象)に直面しており、今後の木材価格高騰や材料供給の不安定さから、住宅価格高騰や納期遅延が予測されております。取引先の木材業者さんからも、『過去に経験のない事態』と告知され、原因は下記の様な事が挙げられるようです。


  ①米国の住宅ブーム(コロナによる在宅ワーク)       

  ②中国による木材輸入拡大

  ③世界的な輸送コンテナ不足


 その背景には、そもそも日本の建築木材の半分以上が輸入材だという実情があります。


 現在家づくりを検討中のお客様におかれましては、今出来得る建築計画(設計や資金計画、建材選択)を着実に検討し、慌てずに着工に備えるようにしていただく。


 また新築を計画されていないお客様におかれましては、今住まわれている家の資産価値や耐久性を維持及び高める上でも、メンテナンス(特に屋根や外壁の防水工事や白蟻防除工事等)を早めに行いう事をお勧めいたします。


 いつまで続くか予測できないこのウッドショックですが、食料品や衣類、電気やガス等のエネルギーと同様に、建築材料も輸入材に依存しすぎず、国内自給率が高まることに期待するとともに、今ある家の維持メンテナンスをしっかり行う事で、限られた資源や物を大事に使う努力をしていきましょう。






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